ヒヤパ

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か:解剖台の上でなくとも、彼らはじゅうぶんに美しい。/Beaux parapluies toujours

傘は雨。窓硝子がらすをリズミカルに縦に割っていくのを珈琲片手に小説横目に摂取するのも良いけれど、こんな日は傘を持って外に出るのも乙である。どんな姿かたちでも無限に愛せるわけではなく、好きがゆえ少々こだわりがあって、まず折りたたみではなくて蛇...
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お:お名前呼ばれたら元気よくお返事しましょう/Okay, I’m going to take attendance now.

「愛奴路」!「自鳴琴」!「貝酔欲情」!「歌謡日」!「紗論」!「歩歩歩」!「樹庭夢」!「総天然色」!「待夢」!「多夢来」!「点燈夢詩」!「甜蜜蜜」!「友路有」!「猫邪羅死」!「舞夢」!「魅迎留」!「味露」!「夢」!「友網羅」!「058 272...
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え:エルダーフラワーの夜/Good night,ELDERFLOWER

大学生の頃、金髪にしていた時期があった。社会に出たらできないのだから、人生の夏休みのうちにやるべきと考えたのだ。今は派手髪文化もある程度浸透し、施術してくれる場所も、セルフカラーの道具も揃っている。インナカラーやイヤリングカラーなどとカテゴ...
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う:ウは腕時計のウ/W is for Watch

歳をとると年末年始の浮き足だつ感覚やカウントダウンへのグラデーションが消え、気づけばなんとなしに紅白のままにしていたテレビから浅草寺の鐘の音が聞こえ、謹賀新年迎春賀正あけおめことよろになるわけです。年々特別感は減っていき、ただのアイスが安い...
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い:いとしの狂気ぶた/lovely happy crazy sleepy kyokibuta

「あなたはなんのコレクタですか」と聞かれたら、答えるのは難しい。なぜならこの世の誰しも、多かれ少なかれマイコレクションがおありだからだ。さてわたしの場合少々記憶の文献を紐解ひもといてみるに、起源は幼少期に近所の公園や保存林で見つけたきらきら...
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あ:暗渠行脚/ankyo angya

年々、自分が阿呆になってきていると感じる。ひとところに所属し続けているかは置いておいて、身分のみの話をすると、児童よりも生徒よりも学生よりも「会社員」である期間がぶっちぎりとなってしまった。ランドセルを背負しょうよりヒールを履いた時間が長く...