歳をとると年末年始の浮き足だつ感覚やカウントダウンへのグラデーションが消え、気づけばなんとなしに紅白のままにしていたテレビから浅草寺の鐘の音が聞こえ、謹賀新年迎春賀正あけおめことよろになるわけです。年々特別感は減っていき、ただのアイスが安い日と映画が安い日のコンボ、となるわけです。
番組の進行スケジュールのほかにも2025年の区切りを確かめられる代物があります。大体の人間の左腕または右腕にぴたりと寄り添うあいつです。左利きだけど左腕につけているかた、レアですが右利きなのに右腕につけているかたもいらっしゃいます。
ここ数年で急激に公私問わずスマートウォッチ一択派も増えてきました。肌感覚ですが会社内を思い浮かべるにもはや四〜五割くらいは小さな液晶画面を身につけているのではないでしょうか。わたしはというと完全アナログ過激派ーー矛先は己にのみであって他人に強要したり別派を敵と見做したりはいたしませんがーーですので、最近「スマートウォッチの情報量、色数、表示される画像に比べたらデザインウォッチなぞ可愛いもん」と天啓に打たれどこまでなら会社にして行っていいか探りを入れている真っ最中です。勤務している会社は髪色ですらトーン番号の制限があり、冬でも黒タイツが履けませんが、なんせスマートウォッチは許されていますから。
きっと今年中に職場デビューを飾るであろう、コレクションについてのあれこれです。インフルエンサでもユーチューバでもないのに、嗜好品を書き連ねるだけの記事でございます。いえ、一緒に出勤する予定なので必需品のはず、です。

・SWATCH System51シリーズ
2021年に入手。
今は亡き初めて買った時計がSWATCHでした。高校生の頃になります。iMacやゲームボーイがスケルトンだったセンスの渦中につくられた(のかは知りませんが)、回る歯車たちが見える透明なデザインでした。盤だけでなくバンドもスケスケただのビニールだったので変色するのが早く5年くらいでお別れしてしまいましたがそれ以来SWATCHの虜、ほか電池式を2本、今回のお写真と同じSWATCHから出ているねじ式のSystem51を3本所持してきました。初代のスケルトンがどんぴしゃだったため、それ以来文字盤が透けている時計が「癖」となっております。

・ORIENT カバンシリーズ
2017年に入手。
15年以上も前、いまよりもっとマニアックでアングラで店内陳列がぐじゃぐじゃ(大褒め)だったヴィレッジヴァンガードで見つけ一目惚れしたものの、当時の自分はお小遣いしか収入がなかったので18,000円は到底手が届かず断念。その後約2万が痒くはあるが痛くはないお年頃になったら店頭から消えていて、実は2008年に廃盤になっていた時計です。その後ビレバンアウトレットに売っているのを見つけ、2万を用意して乗り込んだら半額になっていてなんだかんだ安く買えたオチ。針は固定でまさかの文字盤が動きます。パッと見全然何時かわからなくて最高。もうこれはアクセサリィ。

・CITIZEN アナデジテンプ
2025年12月に入手。
アナデジってやつです。四角い時計が前々から欲しくてチープカシオと迷いましたがこちらに。金、黒、銀の3色展開です。どっちかで絶対事足りるのにわざわざ二組用意してある粋な文字盤がたまりません。これらは連動しておらずたとえば日本とフランスの時刻を表示して時差の勉強をすることもできるそうです。まだ試していませんが名前の通り温度が測れる機能もあるとか。こだわり抜かれた不自由な自由、くらくらします。電池式でかなり薄くて軽いです。上二つがぜんまい式なのでこの手首に慣れると重く感じてしまうかも。これからたくさん連れて出かけ、減価償却していきたいと思います。

・スペースエイジ Rhythm ALARM
2025年12月に入手。
タイトルに少しでも繋げるべく、先日虎ノ門ヒルズで開催されていたスペースエイジの展示会で一目惚れしてお迎えしたかわい子ちゃんをおまけとして置いておきます。ぱきっとした目を引くブルーと、控えめに捉えても大きめな数字と針の白色が黄金比。くるっとしたフォントは2,6,9,12あたりが鉄板でかわいらしいですが、意外と忘れがちなのが3,5,7あたり、つまりどの数字もかわいい。そしてなんといってもまあるいフォルムがもうただの萌えです。自分の部屋をもらえた中学生の頃にお世話になっていた目覚まし時計以来の置き時計、ひとまずコスモ星丸や賛光電器さんやおみくじ器のミニチュアたちとわいわいしてもらっています。

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